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きみよりほかにはしるものなき 花かげにゆきてこひを泣きぬ

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育成禄
SSL、転生設定のおきちづです。
タイトルの読んで字の如しです。
ごめんね千鶴ちゃん。
R-15くらいじゃないかと思うんですが…まぁその辺はタイトルから推して知って頂いて、自己責任でお願いします。
「千鶴ちゃん」
「はい」
「僕、思ったんだけどさ…」


高校に進学して、かつての夫であった沖田と再会し、そのままお付き合いを始めた。
それはいい。それはいいのだ。十分順調だ。今だって、千鶴の部屋で二人でまったり過ごしていた。
二人でベッドに座り、千鶴は沖田に後ろから抱きかかえられて幸せだった。

しかし沖田がこういう言い方をするときは何かある。それは140年前の経験からも分っている。ただ、ソレが何なのかが千鶴には未だに察することができなかった。


「なん、でしょう?」

恐る恐る促してみる。
なにせ、この男は甘やかしてくれる時は甘やかすが、基本属性はいじめっ子だ。


「不思議だよねぇ。ねえ千鶴ちゃん、知ってる?いま現代の日本人は食生活の影響で欧米化してて、女の子は昔に比べておっぱいも大きくなるんだよ。なのにどうして千鶴ちゃんは昔のままなんだろうね?でもそうか、屯所でも豚食べてたけど、千鶴ちゃんのお胸育たなかったよね。牛?牛かな?千鶴ちゃん、牛食べてる?」


つらつらと述べられる『口撃』に、千鶴は早々に涙目になる。


「た、食べてますぅ…」
「そう?でもあの頃より変わらないじゃない」
「そんなことないです!あの頃よりはあります!」


ちょっとだけだけど…と心の中で付け足しながら反論する。するとそれまで千鶴のお腹周りに回されていた沖田の手が、ぱふっと千鶴の胸へと当てられた。

「ひゃっ」

突然のことに千鶴は身をすくませるが沖田は我関せず。ふにふにとそのまま手を動かし始めた。

「う~ん、そうだね……ちょっとはあるかな?」

でも、本当にちょっとだけね。とダメ押しまでされてしまった。
もう千鶴は泣けばいいのかなんなのか分らない。意識はすっかり沖田の手の動きに持っていかれてしまった。
なんとか止めたくて沖田の手に自分の手を重ねるが、そんな事で止めてくれるような人でもない。

「総司さんっ…あの……」
「千鶴ちゃんさぁ、僕としては【いま】から始めてみたらいいんじゃないかと思うんだよね」
「なっ…ん…なにがですか?」
「ん~?ほら、昔は二十歳そこそこから始めたじゃない?でも十代半ばの今から始めればさ、もっと育ててあげれるんじゃないかと思うんだよね」
「なんの…ことですか?」
「だから、このお胸」
「やっ…」


むにっと掴まれる。いや、千鶴には掴まれている感じなのだが、沖田にはそれ程でもないらしい。ぷにぷにと楽しそうにしている。


「僕は千鶴ちゃんのお胸が小さかろうが、大きかろうが気にしないんだけどさ。千鶴ちゃんは昔から気にしてたし…千鶴ちゃんの悩みは僕の悩み!一緒に頑張ろうと思って!」



-総司さん、笑顔が眩しいです。



首を捻って後ろを見やれば、沖田の顔がきらきらと輝いている気がする。
それまで千鶴の胸を捉えていた手の片方が、振り返る千鶴の頤を持ち上げ、顔を近づけてくる。


「ね?だからさ、いい加減、僕のものになりなよ…」


沖田が囁くように言った言葉を合図に、千鶴は静かに瞼を閉じた。



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